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「music」カテゴリーアーカイブ
演奏会へのコメント
先日の演奏会でクラリネットに触れたコメントを見つけたので,記録しました.みなさまありがとうございました・・・.指揮者に真っ先に駆け寄られた意識がない・・・
BAD BOYの「目指せGOOD BOY化計画」- 戸塚区民オーケストラ、第26回定期演奏会に行ってきました。
Sym.2, Hindemith Variations / Weber Variations: Szell / Cleveland.o : Walton / Hindemith
ヒンデミットは現代の演奏や録音のレベルから考えると,古いのかなという感じ.Waltonはちゃんと聴いたのは初めてだが,何かイギリスの吹奏楽オリジナル曲みたい・・・って,本当は影響が逆なんだろうけど・・・.本流じゃない第三世界的なおもしろさというか.セルがこういう曲の録音を残しているのは興味深い.
『エドゥアルド・マータ・イヤーズ』~ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、レスピーギ、イベール、他 ダラス響
『エドゥアルド・マータ・イヤーズ』~ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、レスピーギ、イベール、他 ダラス響
マータはバランス感覚に優れた優秀なオーケストラビルダーだと思う.バーミンガムのラトルや,ラハティのヴァンスカとか,そういった類の仕事.自分はこういう仕事がとても好き.録音の良さも,助けになっている.
と,最近買ったCDの軽いレビューをやってみました.
と,最近買ったCDの軽いレビューをやってみました.
春の祭典、ペトルーシュカ、『火の鳥』組曲 ブーレーズ&クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィル、BBC交響楽団
春の祭典、ペトルーシュカ、『火の鳥』組曲 ブーレーズ&クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィル、BBC交響楽団
春の祭典は名盤として有名だが,改めて聴いてみても,正確さも迫力もある大変良い演奏であるように思えた.ニューヨーク・フィルとのペトルーシュカは自分の愛聴盤だった.原典版であることもあるのか,録音の関係なのか,非常にシンフォニック(?)というかスケールの大きな感じのする演奏なのだが,今はもう少しすっきりした良い演奏があるのかもしれない.火の鳥は1911年版っていいなと聴き始めるのであるが,ここで終わっちゃうのか・・・となってしまう.最近はあまり取り上げられないわけだ・・・.
ピアノ協奏曲、ピアノ曲集、歌曲集、ナポレオンに寄せる頌歌 グールド、クラフト&CBC響、ジュリアード弦楽四重奏団、他
ピアノ協奏曲、ピアノ曲集、歌曲集、ナポレオンに寄せる頌歌 グールド、クラフト&CBC響、ジュリアード弦楽四重奏団、他
シェーンベルクをいろいろ改めて聞き直してみると,ピアノ独奏曲が一番わかりやすいというか,美学が伝わりやすいという気がする.その対極は協奏曲で,何かピンと来ないし,シェーンベルクには不向きなように思える(協奏曲はどこかドラマ的でシェーンベルクとの相性が悪いのだろう.ベルクのほうが相性がよい.).自分の感覚では,ピアノ独奏>室内楽>歌曲>>オーケストラ>協奏曲,といった感じだ.ということで,このCDなんかはもっと多く聴かれてもいいんじゃないかと思う.ピアノ独奏曲は皆とても美しい.ナポレオンに寄せる頌歌も比較的理解しやすい晩年の傑作である.
ブーレーズ・コンダクツ・シェーンベルク
これはブーレーズの偉大な仕事と言って良いだろう.ブーレーズは「シェーンベルクは死んだ」とか言ったけど,シェーンベルクの美学をとても良く把握し,実現している.ブーレーズがいなければ,我々はシェーンベルクを身近に理解することはできなかっただろう.いろいろ素晴らしいが,自分は特にアンサンブル・アンテルコンタンポランとの室内楽の演奏(組曲・セレナーデ等)が好きだ.ここでは全盛期のアリニョンのクラリネットを聞くことができる.それまで誰もできなかったクールで超モダンなスタイルがある.現代クラリネットの祖というべきか.
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(室内アンサンブル版)、ほか ラーデマッハー、リノス・アンサンブル
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(室内アンサンブル版)、ほか ラーデマッハー、リノス・アンサンブル
ヴァイオリン協奏曲は正直微妙.オーケストラにある色彩感がないのが裏目に出ている感じ.それ以外の歌ものはわりと良い感じ.