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N響アワーのメシアン特集
少し前の話になりますが、NHKのN響アワーでメシアン特集をやりました。ゲストはメシアンの弟子でもあった作曲家&ピアニストの加古隆でした。これはなかなかおもしろいものでした。曲はキリストの昇天とトゥランガリラ交響曲の抜粋でした。加古隆は即興演奏のほうの仕事が忙しくなって、さっぱり学校に行かない劣等生だったみたいに言っていましたが、メシアンはとてもやさしくしてくれたそうです。池辺さんも若いときに影響を受けたそうで、なつかしがっていました。印象に残った言葉として、加古隆がメシアンから聞いた「すべて(和声やリズム)はメロディーに従属するのだ。メロディーが一番偉いのだ・・・」みたいな言葉がありました。あれだけ新しい和声やリズムを生み出して、メロディーがあるんだかないんだかわからないような曲も書いていた人がメロディーを愛していたというのは非常に印象的でおもしろいことだと思いました。
N響の演奏も悪くありませんでした。特にトゥランガリラの第五楽章などはかなり難しい曲ですが、さほど崩壊することもなく、メシアンのおもしろさを十分に伝えていました。ちょっと気になったのは、オンド・マルトノにイマイチ迫力がないことでした。弾いていたのは日本人にしてオンド・マルトノの第一人者の一人である原田節さんでした。彼が弾いているのは生でも聞いたことがあるのですが、そのときもちょっと引きぎみだなーと思いました。電子楽器なんだからボリュームあげればでかくなったりしないのかな、そういうものでもないのかな、等考えていました。例えば、有名なプレヴィンの録音等はでかく、ポルタメントも派手にやっています。CDだから調整できるのですかね・・・。
アルバン・ベルク全集
ベルク/Comp.published Works: V / A
ベルク好きの必須アイテム?全集です。今では売ってないみたいですね・・・(と思ったらAmazonに在庫がなかっただけで、HMVにはありました。上のリンクはHMVへのリンクです。)作品数が少なかった人なのでCD10枚におさまってしまいます(でもウェーベルンのほうが曲が短いからもっと少ないか・・・)。
最近のお気に入りは室内協奏曲です。これって伴奏が管楽器だけなので小編成ではありますが、吹奏楽伴奏の協奏曲って思ってもいいのかもしれない・・・。第一楽章がピアノ協奏曲、第二楽章がバイオリン協奏曲、第三楽章が二重協奏曲・・・斬新です。でもとにかく難しい。クラリネットはEs、A、Bassの3本ですが(同じ管を重ねないのがベルクらしい)、どれも超絶技巧を要求されます。最近は録音しようという人もいないようですね。
昔のCDレビュー
昔のCDレビューを更新してみました。何か画像が入るだけで雰囲気がよくなりますね。
この中でも、Ensemble Musique Obliqueは本当に好きですね。もっとCDが出ればいいと思うのですけど。(それにしてもバスクラ買ったのに大地の歌に出れなかったのは痛かった・・・)
次回の出番(第608回横響演奏会)
かなりひさびさの投稿&出番です。ダンディのバスクラやります。ちょこちょこっとソロがあります。噴水・大地の歌に出そびれた雪辱を果たせるか・・・
【サマーコンサート】ルロイ・アンダーソン生誕100年
1.ルロイ・アンダーソン特集
シンコぺーテッド・クロック
ワルツィング・キャット
ブルー・タンゴ 他
全日本学生音楽コンクール横浜市民賞受賞者演奏
2.フルート協奏曲第2番 ニ長調モーツァルト
フルート独奏/田部 元太
3.フランス山人の歌による交響曲ダンディ
ピアノ独奏/上 雅子
管弦楽横浜交響楽団
指揮甲賀 一宏
日時平成20年7月27日(日) 開場/午後1時15分 開演/午後2時
会場神奈川県立音楽堂 JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩10分
入場料1,000円(全自由席)
次回の出番(第601回横響演奏会)
ひさびさの横響演奏会への参加です。出番はチャイ5の1stです。
横響正規ホームページが少し整理されました。
青少年のための音楽会 第601回定期演奏会
【グリーグ没後100年】
1.劇音楽「ペール・ギュント」より グリーグ
2.ピアノ協奏曲 イ短調グリーグ
ピアノ独奏/和田 剛治
3.交響曲第5番 ホ短調チャイコフスキー
管弦楽 横浜交響楽団
指揮甲賀 一宏
日時平成19年9月19日(水)開場/午後6時30分 開演/午後7時
会場神奈川県立音楽堂 JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩10分
入場料1,000円(全自由席)
前売所ジョイナスプレイガイド・読売プレイガイド・横浜高島屋チケットショップ
主催横浜交響楽団 共催/横浜市市民活力推進局
次回はお休み
次回の演奏会は出番なしです。
第599回定期演奏会
日 時 2007年6月13日(水) 午後7時開演
場 所 神奈川県立音楽堂(桜木町駅下車徒歩10分)
テーマ 北欧伝説と音楽(シベリウス没後50年)
曲 目シベリウス/交響詩「ある伝説(エン・サガ)」
小船幸次郎/組詩曲「横浜1947年」
シベリウス/交響曲第1番ホ短調
出 演詩朗読:葡萄座
指 揮:甲賀一宏
管弦楽:横浜交響楽団
入場料 1,000円
後援 日本シベリウス協会
次回の出番(第598回横響演奏会)
次回は祭りの頃のBass.Clとファウストの2ndです。
祭りの頃はBass.Cl活躍するので楽しみです(難しいですが)。新楽器の威力を見せられるか・・・
横浜交響楽団第598回定期演奏会
1.祭りの頃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小船 幸次郎
2.歌劇「ファウスト」からバレエ音楽 ・・・・・ グノー
3.聖チェチリアのための荘厳ミサ ・・・・・・・ グノー
独唱
– ソプラノ / 松井 亜希
– テノール / 君島 広昭
– バ ス / 駒田 敏章
管弦楽 横浜交響楽団
合唱 横響合唱団
指揮 甲 賀 一 宏
日 時 平成19年4月28日(土) 1:30p.m. 開場 2:00p.m. 開演
会 場 神奈川県立音楽堂
入場料 ¥1,000 (全自由席)
演奏会はどうだったか
Myバスクラデビューでしたが、割と目立つソロっぽいところはそんな問題なかったのですが、3楽章で一カ所落ちる・・・という痛恨のミスを・・・。聞いている人あまりわからないかもしれないけど。練習では入れてたんだけどな。
フランクはバスクラはかなり目立つところも多いので、聞こえるべく努力はしましたが録音を聞いたところ、微妙に聞こえているという感じで、まあ無難なのかな。音程はもう少し改善の余地があるかな。まだ傾向つかんでなかったので。
オケ全体としては、うーん、数年前に同じ団体で同じ曲をやったときに比べてレベルダウンが見られるような・・・。
フランクの交響曲
明日フランクやるわけですが、自分のお気に入りの演奏は
Kurt Sanderling
Staatskapelee Dreden
の演奏です。
Franck: Symphony; Strauss: Metamorphoses Berlin Classics このアイテムの詳細を見る |
これはとにかく渋い・・・。弦を主体にしたバランスの良い響きです。
隠れた名演でお勧めです。フランクの意図したものなのかどうかはともかく。