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EXIは「エクスィ」と読む
XMLコンソーシアムWeekに一日出てきた。お目当ては、W3CによるXML圧縮の標準EXI(Efficient XML Interchange)に関する講演だった。その場の結構な人達が驚いたのは、EXIを「エクスィ」と読むことだ。「エクシー」ではない・・・とか言いたくなってしまう(サラリーマンNEO)。
EXIがWikipediaに掲載された
XMLのバイナリ圧縮(符号化)に関するW3C標準(現在Working Draft Last Call)であるEXIのWikipediaページがやっとできた。
ご参考まで
コンピュータ・サイエンス復権か?
だそうです。不況の影響かもしれないけど、とりあえずめでたいです。最近、米国でもかなり不人気だったはずなので。さて、日本はどうですかね・・・
Martin Fowler氏の新しいDBMS観
「Martin Fowler氏はデータストレージについての凍結した考えがほぐれてきたと考えている」・・・そうです。
記事
Martin Fowler氏は言うまでもなく、ソフトウェア開発方法論等の権威ですが、RDBMSについては、
私は複数のアプリケーションが共通のデータベースを通して強く結びつくというアプローチが好きではありません
という見解を持っているそうです。これは古典的なデータ中心的アプローチの否定に近いと思います。
もしあなたが統合のプロトコルをSQLからHTTPに変えたら、それはあなたがデータベースを統合データベースからアプリケーション・データベースに変えられるということです。
データベースについての新しいアプローチ(XMLデーターベース等)は、なかなか(商業的に)成功していないというのが現実だと思いますが、果たして、流れは変わるのでしょうか・・・。
EXIのOSS実装
XMLを効率的に扱う(圧縮・バイナリ化)ための標準、EXI(Efficient XML Interchange)のLast Call Draftに沿った、オープンソースの実装が公開されました。
9/14にバージョン0.1、11/20にバージョン0.2が発表されています。割と良いペースです。シーメンスのメンバーが開発しています。0.2は性能が改善されていることが強調されています。
テキストで可読性は良いが処理効率はイマイチなXMLを圧縮するというアイディアは、XML出現直後から研究・開発がされてきましたが、ようやく国際標準が決まりそうな状況になりました。リソースの限られた状況(携帯端末等)・大規模な処理等での利用がされると思われます。普及を期待したいところです。
NTTがPostgreSQLベースのEnterpriseDBと提携
NTT、PostgreSQLの普及促進へEnterpriseDBと包括的提携
NTTがPostgreSQLベースのEnterpriseDBと提携,社内利用で30億円コスト削減見込む
NTTはPostgreSQLの改良にこれまで力を入れてきましたが、Oracle互換性等を売りにするPostgreSQLベースのデータベースの開発しているEnterpriseDBに出資することを発表しました。EnterpriseDBにはPostgreSQLのコアな開発者がおり、PostgreSQLの発展が今後期待されます。PostgreSQLコンファレンスで話題となった、NTTの同期レプリケーション技術を用いた大規模分散データベースへの適用でも協力するということで、より適用分野が広がることが期待されます。