ホーム » clarinet (ページ 8)

clarinet」カテゴリーアーカイブ

マイヤー+アルバン・ベルクQのブラ5重奏

 /Clarinet Quintet  String Quintet.2: Alban Berg Q S.meyer(Cl) Schlichtig(Va) /Clarinet Quintet String Quintet.2: Alban Berg Q S.meyer(Cl) Schlichtig(Va)
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

1998年、ウィーン・コンチェルトハウスでのライブ録音。ブラームスの五重奏のザビーネ・マイヤーによる録音は、若い頃のウィーン弦楽六重奏団員との以来2度目だ。全体的な完成度は、前回のほうが良いような気がするが、クラリネットの美しさは今回のほうが良いように思う(演奏・録音両面で)。また、伴奏は多少荒っぽく感じることがある。良くも悪くもライブ的か。
ザビーネ・マイヤーは多少人気が先行している感もあるが(多分、売れるんだろう)、やはり、優れた奏者だと思う。最近は教師としても実績をあげているようだが(ブリスとか)、教師として選ばれる理由はわかるような気がする。美しいが、表現力がある。表現のために多少崩れることを恐れないというか・・・。それは好みがわかれるかもしれないけど。ライスターやウラッハのように、基本崩さないというのが良い人もいるだろうから。

アンサンブル・アンテルコンタンポランのバスクラリネット

先日の記事で、アンサンブル・アンテルコンタンポランによるベルクの室内協奏曲の紹介をしました。全体の演奏としては甘口で、自分は昔の辛口の演奏のほうが好きかな−と思ったのですが、1つ気づいたことがあります。

バスクラリネットがうまい。

この曲は単独で(持ち替えでなく)バスクラリネットが使われていますが、かなり難しく、こんなパッセージ、バスクラで吹けないというようなのが出てきます。他の人と一緒に動くというのは少なめで、バスクラが単独で存在感を持ち、他の楽器からの受け渡しが多く、入るタイミングもかなり難しいと思います。

しかし、この演奏のバスクラはすばらしいです。うまい。そして結構音が太くてでかい。これは録音の関係もあるとは思いますが、すばらしい音でとれています。このことに関しては、旧盤よりも新盤のほうがお勧めです。 バスクラの良い教材になると思います。
(ちなみにコントラファゴットも結構活躍しています)

バスクラのレッスン

大分前ですが、バスクラを購入して、一度はレッスンを受けておこうと思って、並クラの先生に紹介してもらって、某先生のところに行ってきました。細かい話を公開すると営業妨害になると思うので、全体として言われたこととしては、並クラを吹くのと変わることはない、変えてはいけない。例えば、低い音を出すときに不必要にのどをあけるようなことは良くない、ということでした。レッスンは大変参考になり、先生の音を聞かせてもらって本当のバスクラの音がどんなものかがよくわかりました。で、レッスンの最後に自分の仕掛けを見てもらったのですが、マウスピースがイマイチだねー、とかいろいろ言われました。レッスンは大久保の某楽器店でやったのですが、その楽器店で先生選定のマウスピースとリガチャー等購入してしまいました。と、すっかりお店のカモになってしまったのですが、まあ、それなりによくなったからいいか・・・と割り切ったのでした。

ダンディのバスクラ

第608回定期演奏会の録音を聞くことができたので、自分が吹いたバスクラ部分をチェックしてみました。ダンディには1楽章にちょこちょこっとソロがあります。聞いたところあまり冴えない感じでした。無難な感じではありましたが、もうちょっと張りがあって、もう少し割れたような感じの音でもよいかと思いました。バスクラはちょっとくらいビリビリいったほうがオケ的には存在感があって、良いような気がします。

バスクラリネットについて

先日クランポンのバスクラリネット(Prestige)を吹く機会がありました。(個体差はあると思いますが)非常に吹きやすい・・・というか軽い。普通のクラリネットの抵抗感に近い。最低音まで均一にすっと出ました。うーん。これはなかなかよい。ただ、すっと出る分音の深みが欠ける感じもないではないです。音色についてはセルマーのほうが好みかもしれない。

自分の購入したセルマーが低音に関して調整不足だということが判明したので、さっそく調整に出してみました。その結果・・・マシになりましたが、最低音等はすかっとは出ません。うーん。セルマーの楽器の特性なのか、自分の買ったのがイマイチなのか、よくわかりませんが、低音に関しては、少し奏法の工夫でカバーするしかありません(というか単に下手なので練習しなきゃいけないというレベルですが)。まあ、そんなに使いませんけどね。

Myバスクラデビュー

明日というか今日フランクの本番ですが、先日購入したMyバスクラリネットのデビューとなります。機種はセルマーのPrivilege(low C)です。クランポンも最近良いと聞くので迷ったのですが、バスクラというとセルマーのイメージが強く、知り合いにも持っている人多いし、並クラもセルマーだし、いいかと思って、そうしました。この楽器が良いのか悪いのかは正直まだあまりよくわかりません。とりあえず以前使っていた団のルブランの楽器に比べると劇的に吹きやすくなりました。今時のバスクラリネットってこんなに進歩しているんだとちょっとびっくりしました。まず楽器が小さく感じる。キー配置が改善しているせいか、普通のクラリネットを持った感覚に近いです。楽器を加える角度がクラリネットっぽくなっている。高い音出やすい。レガートつながりやすい。昔をそれほど知ってるわけではありませんが、普通の楽器っぽくなった気がします。楽器を買ったと同時にマウスピースをB40からC85-125に変えました。前より素直に音が出る感じで吹きやすくなりました。

とはいえ、バスクラ初心者であるのは変わらないので演奏の出来にそれが反映されるかは定かではない・・・本番終わって時間できたらレッスンに行こう・・・(次に備えて)

ジークフリート牧歌

クラリネットは結構いい所で使われていて、おいしい曲。以下横響第595回からの抜粋。

最初のほうのテーマ

中間部(最後指もつれた・・・残念)

鳥(の一部)(リズムが甘い)

ブレスがきつい

ニールセン 交響曲第四番「不滅」

クラリネットにとっては見所満載のおいしい曲です。2楽章は全く同じパターン(へろへろする16分音符)をA管とB管で吹かなきゃいけないのが面倒(別に持ち替えできないわけじゃないから同じ管でやってもばれないかもしれないけども)。以下JAO宮崎大会の抜粋。

第一楽章
主題の提示あたり

でかくなる前のP

第二楽章
出だし(A管)

下降音型

Flと

再現部(B管)

最後

第四楽章
一瞬ソロ

ひさびさの録音up(第593回)

R-09(Roland)を購入したので、録音をしやすくなりました。ということで、前回演奏会を・・・。

一楽章のA管のソロ:ふつう。弱音での緊張感はイマイチ作れなかった

一楽章のB管のソロ:がんばったら音が歪んだ・・・。自分としてはあまりしないタイプのミス(がんばらないので)。その割にはダイナミクスがない。特に最初のdimが全くわからない・・・。がっかり。

三楽章のソロ:音程が少し気持ち悪いところがある。Cisの音が失敗している。素直にB管でいくべきだった。

三楽章の主題:ひかないようにと思ったら少しでかすぎた

四楽章の主題再現:音を押すのがよくない

R-09で録音(16bit 44khz)→SoundEngineで切り出しと音量補正→午後のこーだでmp3化

となっています。

趣味悪いとは思いつつ。

マウスピースを変えてみて

自分はクラリネットを始めたときから、開きの広くてがばがば息が入るマウスピースしか使ったことがないので(HS**→HS**クリスタル→A2クリスタル→B40→B40→B40)、M30ですら変えるのは大変なことだった。でも変えてわかったことは、クラリネット奏者はマウスピースに限った話じゃないが、すべてにおいて、安定性と柔軟性の二者択一を常にせまられてるということだ。柔軟性を選べば、不安定さがつきまとう。しかし、そのリスクの代償としていろんなことを試すことができる。音色の変化だったり、レガートのかけ方とか・・・。安定性を選べば、音程もよくなるし、安定した演奏ができる。しかし、個性を犠牲にせざるを得ないだろう。リスクをとらなきゃつまらない演奏になりやすいということだ。まあ、不安定なセッティングでやれば、それだけ演奏で苦労するから音楽に頭が回らなくて、演奏もへったくれもないかもしれないが。クラリネット教師が安定性を重視するするのはそういう理由なのだ。今考えると、高校のときに、初心者にB45を吹かせていたのなんて結構おそろしい話で。気の毒なことしたか・・・。今まで奏法の安定性を得るのにすごい苦労して、かなりの量のロングトーンしたりとか、それは、極めて不安定なセッティングでやっていたからなのだった。安定したセッティングでやれば、少し楽することはできる。今まで吹いててそれほど苦しいと思ったことはなかったけど、かなり息を使っていて、ブレスは伸びないし、長時間の演奏も厳しかったということがわかった。元々、非効率なアメ車的?な演奏をしたいと思っていたので(息を贅沢に使うということ)、M30を使うとそれからの変化は大きかった。

category

archive