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「clarinet」カテゴリーアーカイブ
Spaendonckのソナチネ集
ソナチネばっかり集めたというちょっと珍しいCD。Bacri・Chevreuille・PootはWorld premiere recordingsだそうである。まず、ジャケットの写真にびっくり。Spaendonckってこんなおじさんだっけ・・・。世代としてはモラゲスやメイエより下で、30台くらいと思っていたけど・・・単に髪の毛の問題かも。この中でクラリネット奏者に馴染みがあるのは、Martinuだろう。この曲はまとまっていて、素人にも解釈しやすく、適度に難しく、レッスンでも取り上げられることが多いだろう。
演奏は良いと思う。フォルテはフランスらしいかなり明るい感じで吹くが、ppの感じは美しい。
持ち替えミス疑惑@N響第九
さて、年末と言えば第九、テレビで第九をお手軽に楽しむためには、大晦日のN響第九となります。自分はあまり見たことがなかったのですが、今年は録画してみました。
つらつらと見ていたのですが、第四楽章のマーチの出だしで、「あれっ」となりました。何かクラリネットの音が違うような気がします。録画してあったので、何回か繰り返して聴いてみました。すると2本のクラリネットのうちのどちらかが、(実音)dの音を吹くべきところをdesを吹いているようです。
これはクラリネットとしては、間違えようのない音であり、指使いです。と、ここでふと疑念が生じます。ここでは楽譜の指示に従うならば、A管からB管に持ち替える場所です。もし音を間違えるとして、一番可能性の高いのは、A管のままマーチの出だしを吹いたら音がdesになります。
ちなみに、最初の一発目の音以降は正しく吹かれていました。とっさに読替したのか(楽譜は単純なので読替は可能)・・・。推測にすぎませんが、謎は深まるばかりです(ありえないミスだとは思います。普通、持ち替え忘れたのなら隣が指摘するはずですし)。
インターネットなクラ吹き on MySpace:田中香織さん
Kaori Tanaka – MySpace : 音楽の無料試聴、動画、写真、ブログなど
MySpaceはまだ日本ではそれほどメジャーとは言えないと思うが、Facebookと並んで世界的にはかなり大きなSNSである。MySpaceの特徴は、音楽に力を入れていることで、様々な分野のアーティストが登録しており、派手目なプロフィールを作っている。アーティストのプロモーションに利用されている。
そんな中、日本人のクラリネット奏者も進出してきている。上記リンクの田中香織さんは、先日の毎日音楽コンクールで第1位を取った期待のホープである。プロフィールにはコンクールの課題曲であった、フランセの協奏曲の演奏もupされている。軽快で繊細な素晴らしい演奏である。私は先日フレンド登録していただきました。ありがとうございます〜>田中さん
インターネットなクラ吹き on YouTube
YouTube – kathywilliams76 さんのチャンネル
ネットをさまよっていたら見つけた。彼女の自分の演奏をupしようとする執念はすごいものがある。現在219件upされている。演奏は素人にしては上手なレベルなのだろう。
自分も演奏を露出することは厭わないが、自宅の練習に近い演奏までYoutubeにupしようとは思わない。ネットにはいろいろな人がいておもしろい。
フックスによるニールセン等
“Martinu, Nielsen, Koechlin: Serenade” (Supraphon)
フックスはその前任のカール・ライスターが、(玉石混淆な)多数の録音を残したのに対して、それほど録音は多くない。そんな中最近、ホルンのバボラークと組んだ録音を出した。曲は、ニールセン・マルティヌー・ベリオ等で、すべて初めて聴く曲で、編成はCl・Hr+弦等で、やや特殊である。
フックスの演奏は、非常に軽快で巧みである。ベルリン・フィルを聴いても、そういう印象を受けていたが、アンサンブルは特に強くそれを感じる。でも、カリスマ性はあまりないかな・・・。バボラークのほうはカリスマ性があるような気がする・・・
インターネットなクラ吹き
The Buzzing Reed, David H Thomas’ Clarinet Blog
David H Thomas (DTclarinet) on Twitter
最近、twitter検索を使うようになった。キーワードを設定しておいて、リアルタイムにそれにひっかかるつぶやきをフォローするのである。これはおもしろいけれども、ノイズも多く、なかなか有用な情報には到達しない。そんな中で見つけたのが、上のtwitterとブログである。
Davidは、Columbus Symphony Orchestraの首席クラリネット奏者である。彼のネットでの情報発信力はすごく、blogはバリバリでページは結構凝っている。自分の演奏を盛んにupしている。最近ではWeberのQuintetがupされた。twitterの更新回数も多い。音楽や演奏法に関してのアドバイスが結構あるが、やや精神論的である。しかし、演奏のレベルは高く参考になる。これだけ本格的なプレーヤーでネットにこれだけ露出している例はあまり多くないのではなかろうか。クラリネットな皆様はフォローしてあげてください。RTとかするとうれしいみたいです。
ケースを買った
クラリネットのケースを買った。BAM製で3万円くらいした。これは割と古くからあったものだと思う。今となっては、どう考えてもサイズがでかすぎるだろう。Bassクラでも入って欲しいという感じだ。しかし、ケースカバーではなくダブルケース単体を買おうとすると意外と選択肢がないということがわかった。ネットで結構探したけどあまりなかった。個人輸入したほうがよかったかな・・・。
自分はクランポンのダブルケースはA管と一緒に売ってしまったので、セルマー(というか野中)のケースしかなかった。セルマーはカバーとケース一体型なので、まるまる取り替えないといけないのだ。それにすぐダメになる(うーん。高い楽器なのだからもう少し何とかしてほしい>野中)。
このケースは大きいし、しかもその割に収納がないが、しっかり背負えるという点では良い。
バルトーク 「5つのハンガリースケッチ」ほろ酔い加減
この曲の1番の難所は、この部分である。1stと2ndは1小節ごとに上下が入れ替わって装飾音符付きのパターンを吹く。最後に向けてアチェレランドする。
さて、この演奏だが、ちょっと公開するのはどうかなという感じだ・・・。とりあえず、つながってよかった・・・。
バルトーク「5つのハンガリースケッチ」 豚飼いの踊り
最後のスケッチではまたクラリネットが主題を提示する。八分音符の欠けがある旋律のパターンはリズミックに演奏する必要がある。
さて、この演奏だが、細かいところはさておきちょっと遅すぎるだろう。これで乗るのはなかなか難しい。
バルトーク 「5つのハンガリースケッチ」 メロディ
この曲の3曲目は、弦による主題の提示の後にクラリネットがメロディーを吹く。2回似たパターンが繰り返されるが、1回目は1stのみ・2回目は1stと2ndのユニゾンである。音はぴったりあって、微妙に厚くなる感じが出ることが望ましい。
さて、自分の演奏だが、これもちょっとまったりしすぎた。ゲネプロで指揮者からさらっと行ってと言われて、そうしたつもりだったんだけどあまりなってない。