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「book」カテゴリーアーカイブ
小飼弾のアルファギークに逢ってきた
小飼弾のアルファギークに逢ってきた [WEB DB PRESS plus] (WEB DB PRESSプラスシリーズ) 小飼 弾 技術評論社 このアイテムの詳細を見る |
「Web+DB PRESS」に連載された記事をベースに一冊の本にしたものだそうです。結構大物との対談が入っていてなかなか参考になります。
・Ruby on Railsを作ったDavid Heinemeier Hansson(DHH)
・Perl開発者のLarry Wall
・達人プログラマーの作者のDave Thomas
等など
印象に残った言葉としては、DHHがOS-X使いという話の中で、(OS-XではRubyもPerlもPythonも標準で入っているという言葉を受けて)「標準で入っている、というのはすごい重要。開発者の多くが標準で入っていることの重要性がわかっていない」と言ってます。また、「ハードでうまくいったからってそれがソフトに通じると思っていることが多すぎ」という発言はソフトウェア工学への皮肉ですね。
最後に小飼弾のインタビューが新規で入っていて、彼の生き様がわかっておもしろいです。
Database System Implementation
Database System Implementation Prentice Hall このアイテムの詳細を見る |
少しずつ読んでいて、途中理解が多少あやしいところもありましたが、読み終わりました。Database System Implementation・・・なんともそそられるタイトルです。データベースの実装に関する本というのはそんなに数ないと思うので貴重です(洋書だとあるかな?)。著者はスタンフォード大のメンバーで、Ullmanはこの業界にいれば知らない人はいないでしょう。Hector Garcia-Morinaは、異種情報源の連携とか研究していた人です。読後の感想としては・・・データベースは奥が深い。この本は640ページくらいですが、あまり書ききれてない感じがします(タイトルほどimplementationって感じではない)。結構、あ、もう少し突っ込んで書いてほしいなと思うところもあるような気がします。また学者さんの書いた本だなーと思うところもあります(証明等)。でも、それにしてもデータベースの作りを知る上で貴重な一冊であります。教科書としてこれからも使われていくことでしょう。
Googleを支える技術
Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB DB PRESSプラスシリーズ) 西田 圭介 技術評論社 このアイテムの詳細を見る |
かなり売れているみたいです。職場でも結構注文されているみたいです。出てわりとすぐに読みました。Googleの公開されている範囲の技術(MapReduceとかBigtableとか・・・)が、日本語でコンパクトにまとまっているので、非常に便利です。全部理解したという感じではないですが・・・
コンピュータの名著・古典100冊
改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊 石田 晴久,青山 幹雄,安達 淳,塩田 紳二,山田 伸一郎 インプレスジャパン このアイテムの詳細を見る |
自分は数学の世界からITの世界に来ましたが、そのときに困ったのが、どんな本を読めばよいのかわからない。周りに聞いてもよくわからない・マニュアルを読むのだと言われる・試しに本屋で何か買ってみてもつまらない・雑誌の内容がおもしろくない・・・。数学の世界だと、どの分野なら何を読めばよいというのが大体確立していて勉強がしやすくなっています。↑の本が自分が若いときにあったらなー・・・と思います。コンピュータとは何ぞやということを知るための名著が集められています。これは改訂新版(2006年)で、有名IT業界人のコラムが新しく入りました。ですので旧版を持っている人も買ってみても損はないと思います。自分も新旧持っています。
達人プログラマー
達人プログラマー—システム開発の職人から名匠への道 アンドリュー ハント,デビッド トーマス ピアソンエデュケーション このアイテムの詳細を見る |
原題は「The Pragmatic Programmer」だから達人というよりは、実際的・実用的な?とかに近いほうが正確な訳なのだろう。プログラマーにとって大切な原則が述べられていて参考になる。内容もさほど古くない。DRY – Don’t Repeat Yourself(繰り返しを避けること)は基本であるが、何度もふれられている。契約を用いた設計(Bertrand Meyer)に対する言及もある。リファレンスも参考になる。おすすめ・・・