iCloudを活用する(続)
ブックマークの話を書き忘れた・・・
これまでメインブラウザはChromeだったが、iCloudを使うようになってSafariに変更して試している(開発用にはChromeを使っている)。ブックマークをMacとモバイルで共有できるのが理由である。今のところSafariでもいけるかなという感じである。特にリーディングリストがかなり便利である。これまでは例えば、どこかに行くときの地図をメモするときにメールに投げたりとかしていたが、リーディングリストに入れておいて、外でiPod touchで見るようになった。かなり早く他の端末に内容は反映される。
この手のサービスは、これまで出来なかったわけではなくて、Instapaperとかいろいろ手段はあった。しかし、OS標準でついているのが大きい。3rd partyの市場はこれで小さくなるのかもしれないが、これは仕方ない・・・
カラヤンのベートーヴェン交響曲(60’s)
“Symphonies (Complete)” (Dg Imports)
カラヤン・ベルリン・フィルの最初のベートーヴェン交響曲全集。今はかなり安く買える。買ったきっかけは、「指揮者の役割」という本を読んで、60年代の全集ではフルトヴェングラー的な響きが残っている、みたいな記述があったから。別にフルトヴェングラーが好きなわけじゃないけど(むしろどちらかというと嫌い)、どんなもんだろうと思って買ってみた。また、これまで買ってなかった理由だが、この全集の第九だけバラで持っていたのだが、この演奏があまり良いと思えなかったからだ。勢いはあるけど雑な印象があった(出だしのAが合ってない時点で萎えてしまう)。
一応、ざっと聞いてみた。(自分がベートーヴェンをあまり聞いていないのは差し引いていただいて・・・)最も印象に残ったのは田園である。何というか、自分が田園ってこんな感じじゃないか、というものが全て実現されているように思える。もしかしたら、あまりにこれが世の中に流れているために、それが体に染み付いてしまったのではないかと思えるほどだ。弦はかなり美しいし、木管のソロもすごい。カラヤンは偶数番のほうが向いているのではないだろうか。4番もとてもよかったと思う。ただし、8番はややガッチリ感がありすぎて、70年代のほうが軽快で良いと思った。2番はそもそも自分が価値がよくわからないのでパス。
5番・7番は意外に普通で、悪くない。フルトヴェングラーが好きとなると物足りなく感じる人もいるかもしれないが、自分はこれで十分で、結構ちゃんとがっちりやってるように思った。1・3番も悪くない。
9番も改めて聞いてみると、意欲的な演奏ではあったのかなと思った。
クラリネットの観点からすると、このころはライスターは吹いているはずだが、全部吹いているかは知らない。4・6番は明らかにライスターだろう。すごい。神演奏である。全体としては、要所は抑えているものの、すべて完璧という感じでもない。
で、最初に書いたフルトヴェングラー的な響きがあったか?ということだが、そもそも自分がフルトヴェングラー的な響きを知らないので、判断がしにくい。しかし、このころのベルリン・フィルは、何というかガッチリ感があって、70年代の洗練さとはちょっと違うのは確かだ。あとは録音がイエス・キリスト教会だから、こちらの録音のほうが好きという人はいそうだ。弦の音が結構違うのではないか。録音は良いと思う。
iCloudを活用する
最近、iCloudでメモとリマインダーを使い始めた。これまでは、linoというサービスを利用してこれらのことをやっていた。linoはInfoteriaがやっているサービスで、クラウド型付箋サービスである。あまり有名ではないかもしれないが、愛用していた。最近は、iPadアプリもできた。
しかし、OS標準での対応は強く、多少使い勝手が悪くても使おうかなと思ってしまう。自分は外ではiPod touch、自宅ではiPadを使う時間が長い(でもiPadでの入力は苦手)。だから、Macで入力して、iPod touchやiPadで見れると大変便利である。
まずはリマインダーから始めた。今更ながらカレンダーとTodo(リマインダー)がリンクしているのは便利だということに気づく。仕事とプライベートを分けられるのも便利だ。自分にはこの程度で十分そうだ。専用アプリが必要とまではいかない。しかし、iOSのリマインダーがすべてを同時に表示することができない(仕事かプライベートか一方)。これは不便なので早く改善したほしい。
次にメモを試した。イマイチなのは、Macからの入力は今は標準Mailからしかできないことである。自分はメーラはsparrowを使っているので、将来こちらが対応してくれるとありがたい。それ以外は特に普通である。
これからiCloud対応アプリが充実するのを期待している。
Neo4j 1.4.2で複数サーバ可能に(on Mac)
グラフデータベースNeo4jでお手軽にアプリケーションを作るには、Neo4j Serverが便利だ。Neo4j Serverはhttpサーバとして動作し、グラフデータベースへのRest APIを提供するものである。グラフデータの取得、Traverse、Shortest Path程度ならこれで間に合う。
ただし、Neo4j Serverは、1サーバで複数データベースを利用することはできない。よって、複数データベースを(1つのマシンで)利用する場合は、portの異なる複数のhttpサーバを上げることになる。その方法はマニュアルに書かれていたが、少なくともMac上では動作しなかった。それは、開発側も了解していて、サーバスクリプトの修正版がunofficialに流れていた。それが1.4.2で正式に取り入れられたようである。
動作確認してみたが、確かに問題なく動作するようになっている。1.4.2と1.4.1のデータベースには互換性があるので、データベースの再構築は不要である(1.3.xだと多分作り直し)。データベースをServerがアクセスする所定のディレクトリに配置し、起動すれば大丈夫である。
参考に、設定は、confディレクトリ内のneo4j-server-propertiesでportを変更
--- # http port (for all data, administrative, and UI access) org.neo4j.server.webserver.port=7704 ---
と、neo4j-wrapper.confでサーバ毎にサービス名を区別すればよい
--- # Name of the service wrapper.name=neo4j-7704 ---
twitterクライアントに悩む
blogを立ち上げたもののネタがないので、まずはこんな感じで・・・
twitterをマルチアカウントにしたので、それに使いやすそうなクライアントを探してみた。と言っても、それほど調べてない。試したのは以下
- Echofon lite:Mac・iPhone・iPad
- HootSuite:Mac(Web)・iPhone・iPad
- 夜フクロウ:Mac
- 公式twitterアプリ:Mac・iPhone・iPad
iPod touch、iPadを多用する自分としては、既読の同期機能があるEchofonはかなりありがたく、最近ずっと 使っていた。モバイルのEchofonの無料版は、マルチアカウント対応じゃないと思い込んでいたが、そんなことはなく、ちゃんとマルチアカウントで使うことができた。Echofonの最新版はAppStoreでの評判がかなり悪い。不安定だったり機能改悪あったりしたそうだ。自分はあまり気づいていない(ディープに使ってないから?)。
HootSuiteはモバイル版でアプリが出ているのを初めて知った。試したが、悪くないと思った。facebookを扱えるのも利点である。Web版もタブでアカウントを切り替えられるので、マルチアカウントには適しているように思う。しかし、使い勝手にやや違和感があってこちらに乗り換えようとまでは思えない。あとは、アカウント管理しているのだから、既読同期をやってほしい。
夜フクロウはAppStoreでの評判が良かったので試したが、使いやすい。Macでは最近Echofonから切り替えつつある。マルチアカウント対応は普通である。
公式twitterはマルチアカウントがクリック(タッチ)のみで切り替えられる。普通にシンプルだが、これが一番良いような気がする。他のクライアントでは2アクション必要なものが多い(例:夜フクロウ→クリックしてアカウント選択)。あまり使っていなかったが悪くはないのかも。
今後どうするかの結論は出ていない。しばらくいろいろ使ってみるつもりだ。
ちなみにBlackberryの状況であるが、公式twitterがマルチアカウントに対応しておらず、UberSocial一択という大変寂しい状況である。
持ち替えはしんどい
blogで書くようなことでもないかもしれないが、やっぱり持ち替えって難しい。A・B管だけならともかく、BassやEsが交じると、すべてをちゃんとした精度で吹くことってできない。基本的には正しい吹き方さえしていれば、すべて共通であるのはセオリーなんだろうけど・・・
自分の場合、多分、 Bassを吹くときに何か吹き方が間違っているんだろうと思う。だから、並クラに戻るとぐちゃぐちゃになる。少し吹きすぎというか力が入っているのかもしれない。
シェーンベルクのBass持ち替えを完璧にやってた、伊藤(圭)さんは本当にすごいと思う・・・
ブーレーズの幻想(1996)
“ベルリオーズ:幻想交響曲” (ブーレーズ(ピエール), クリーヴランド管弦楽団合唱団)
このCDはかなりヘンである。それは録音・演奏の両方でである。まず、録音からいくと、音は美しくとれているが、広がりに欠けている。これは、同じ組み合わせの、春の祭典の録音にかなり近い。あの録音も非常に不思議な感じで、ホールっぽさがあまりなく、普段聞こえないパートが聞こえることが多かった。作った感じの録音は昔からあったが、こういう感じはあまりなかったと思う。
次に、演奏についてだが、おそらくこの演奏で満足するターゲットはかなり狭い。普通の幻想を望む人からすれば、出だしの弦の貧相さで萎えてしまうだろう。また、ブーレーズのファンは、ブーレーズはダメになったという感じでとらえるだろう。ロンドン響との録音にあるような、冷たい美しさは、ここでは聞かれない。4・5楽章は何かはぐらかすように、普通な感じである。
しかし、自分はこの演奏の3楽章が妙に気に入ってしまった。うまく説明できないのだが、雰囲気がしみじみとして良いのである(そういうとすべての演奏がそうかもしれないが)。木管がうまく録れていることもあるのかもしれない。
クラリネットの観点からすると、この演奏はかなり良い。Hrを含む木管セクションのアンサンブルの質が高い。例えば、1楽章前半の木管を、これだけちゃんとやっている演奏は、最近いろいろ聞いた中でなかったと思う。しかし、冷静に考えてみると、現代のトップオケは皆これくらいはやるのかもしれない。ラトル・ベルリンあたりも聞いたほうがよいのかもしれない。
EsのソロはかなりEsっぽくなく(?)やっている。これまで、やたらとキャンキャンする演奏が多くて辟易していたので、こういうアプローチもあるのだなと安心した。ベーレンライターのパターンだったので楽譜もおそらくそうであると思われる。
メシアン四重奏の楽譜購入
ヤマハ藤沢店で期末半額セールの楽譜をあさっていたら、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」のパート譜があったので衝動買いしてしまった。半額で3200円だった。一瞬得したように思ったが、冷静に考えてみると、最近は個人輸入が自由にできる時代だから、そのほうが安かったかもしれない・・・
学生時代はポケットスコアしか買う金がなく、それを見ながら練習した。鳥たちの深淵だけは、昔、会社のサークルの出し物でやったことがあるが、スコアのコピーを切り貼りしてやった。こうしてちゃんとすべての楽譜を買えるのは感無量である・・・
久々に吹いてみると、いろいろといい加減に吹いていたことに気づいた。楽譜がちゃんと読めていなかったようだ。まあ、この曲を将来やる可能性はほとんどないだろうが。またソロだけどこかでやってみるか・・・
V12(リード)販売という実質値上げ
少し前にバスクラのV12が販売になったのだけど、最近、普通の青箱からちゃんとしたリードが選べなくなってきた。バスクラのリードの選択では、これまでそれほど困ったことはなかった。5枚の1箱を買えば、1枚くらいはまともに使えるのが入ってて、3枚くらい使えることも珍しくなかった。これは自分がバスクラでシビアなこと(ソロとか)をやっていないという事情もある。しかし、最近はかなり薄め(抵抗が小さい)のリードが多く、ほとんど使えなくなってきた。
V12を試してみたが、カットが違うのですぐ思うようには吹けないが(荒くなる感じ)、しかし、多少はましなような気がする。そのうちV12に慣れて移行しそうである。
何か、値段の高いV12に誘導されている気がするのだ。これは妄想である可能性も高い。誰か、測定器で測って、実際のところどうなのかというのを報告してくれないだろうか・・・
Vandorenロックインから解放されないと未来はないかもしれない・・・(並クラが最近特に深刻)