年末休みで少し時間があるんでオーティオ周りを多少いじったりしているのだが,難しい.音って何をやっても(箸が転んでも)変わるとも言えるんだけど,問題なのは,その行動と音の変化の相関がわからないこと.Aをやって音が良くなったから,Aが原因かというと必ずしもそうとは限らない.あまりにも多くのパラメータが絡みすぎている.そのパラメータには人間的要因も入るからさらにやっかい(体調とか気分とか慣れとか.オーディオって音に対する注意喚起のようなものが重要だと思う.).科学的で合理的な指向は,大きな間違いを正してくれたり,思考の節約には役に立つのだけど,実際の音で起こる現象はあまり説明してくれない.音楽がオカルトである以上,オーディオもオカルトを脱することはなかなかできないのではないかと・・・
何かを変えた時に,それ以外のすべてを一定に保つということができないからなのかな.正しい実験をしているつもりでも,常に落とし穴がある.