“Late String Quartets” (Beethoven, Lasalle Quartet)
かなり安くなっていた(HMVで1450円・リンクはamazon)ので購入した。ラサール・カルテットは現代曲の演奏ではかなりリスペクトしているが、この演奏は・・・身も蓋もないというか・・・どうしたらこんなにつまらなくできるのか、というほどつまらない。ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲は珠玉のような作品で(14・16が特に素晴らしいと思う)、人類の宝だと思うのだが、その感動を見事なまでにはぐらかす。ある意味シュールな演奏と言えるかもしれない・・・。高橋悠治のズレ演奏にも通じるかもしれない。興味本位に聴いてみるのはよいかもしれないが、まともに聴くと多分かなり失望する。