フォークナー短編集 (新潮文庫) フォークナー 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
フォークナーは20世紀前半アメリカのノーベル賞作家である。彼が描いたアメリカは、南北戦争後の南部である。南部の退廃した生活や暴力的犯罪や独特の風俗を描いており、アメリカを知る上でも興味深い。とりあえず、読みやすい短編を読んでみたが、おもしろい。驚くような習俗(主人への奴隷の殉死とか)もあるが、プライドが高く、ちょっと偏狭な独特な南部人を上手に描いている。南北戦争の傷跡も感じられる。長編もそのうち読んでみようと思う。