最近ちょっとネタ切れなので、少し愚痴を・・・
楽器演奏の癖というか欠点は、その人固有のもので、練習・経験を重ねてもなかなか克服できないものがある。人を見ていてそう思うときもあるけど、自分の場合も、中学生のころから、今までずっと、ほとんど指摘される欠点が変わらない。情けないほど進歩がない。それは以下の3つである。
1.急ぐ
2.音の最後の処理が悪い
3.音が悪い。はっきりしない
本エントリのテーマである1.を後回しにして・・・。まず2.から。自分は、自分で言うのもなんだけど、音の頭の処理はアマチュアクラリネット吹きとしてはマシなほうだと思う。クラリネットは振動体(リード)がでかいので、音の出だしは結構嫌なものだが、自分は音は出だしがすべてだと思っているので、結構注意を払っていたし、大体習慣づいている。一方、音の最後の処理は悪く、かなり意識しないと雑になる。これが習慣にならないのは残念なことで、上手い人との差はここにあると思う。
次に3.これは、レッスンで必ずと言っていいほど言われることである。結構な難しい曲をレッスンに持って行っても、テクニックや歌い方にクレームが付くことはほとんどなく、「音がもうちょっとよくなるといいんだけどね〜」と言われてしまう。そんな根本的なこと言われても・・・という気にもなるが、この音は高校時代に大体確立したもので、私の出身高校に伝統的な(と言っても今はないが)サウンドだった。教会のように強烈に響く(旧校舎の)教室で練習したからそうなったと思われる。フレンチな通る音を要求する先生からは、はっきりしないと言われてしまう。
最後に1.だ。自分は吹奏楽を長いことやっていたが、中学1年の後半からはコンサートマスター的な役割をやることが多く、常にリーダーシップをとることが要求されていた。そんな自分のモットーは、人よりも早くでる(音を出す)ことだった。遅れたり、伴奏をおっかけたりするのを潔しとせず、常に先頭に立って、吹こうと思っていた。ということがあって、自分は人よりも早く行こうとする傾向がある。これは今から考えると、なんでだろう・・・という気もするが、すっかり癖になって定着してしまって、先頭を切って走ってしまう。しかも、年を取ってそれが悪化しているようで、もはや自分で急いでいることが認識できなくて、録音を聞いて初めて知るという・・・もう末期的な症状になっている。今ロビーコンサートのためのアンサンブルを練習しているが、録音を聞いたらかなり顰蹙ものだった・・・。8分音符のメロディで走るから、伴奏をやっている16分音符はたまらない。何か直す方法ないのかしら・・・。もっと伴奏に乗っかる感じでやればよいのかなぁ・・・。