集中講義!日本の現代思想—ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス) 仲正 昌樹 日本放送出版協会 このアイテムの詳細を見る |
またまた仲正氏の本を読んでみました。今度は、日本におけるポストモダンの話です。自分が大学生のころはちょうど浅田彰の逃走論が出た頃で、ポストモダンははやっていました。朝日ジャーナルも売れてましたし、自分の本棚を見ると、フーコーの「性の歴史」I・IIがありました(Iは多少わかったが、IIはちんぷんかんぷんだった気がする)。今から考えると変な時代でした。さて、この本ですが、日本の思想界がマルクス主義の強い影響を受けながら発展し、ポストモダン流行につながり、冷戦終結とともに廃れていくさまを、結構わかりやすく書いてありました。多少偏った見方なような気もしないでもないですが・・・